枝豆の栄養と健康効果

アミノ酸は注目の成分

 

 

さてアミノ酸についてですが、アミノ酸はまさに生命の源となっている栄養成分で、身体をつくっているタンパク質が20種類のアミノ酸からできており、身体のいろいろな機能を担っています。

 

 

このようにアミノ酸がたくさん集まってタンパク質になっていますが、同様にアミノ酸が集まったペプチドよりも数が異なります。何とタンパク質はアミノ酸が数十万から数百万集まってできているのです。

 

 

タンパク質は腸から吸収されますが、タンパク質のままで吸収することができず、ペプチド、アミノ酸状態まで分解されて行われています。

 

 

アミノ酸に分解された後から血液によって全身に運ばれます。アミノ酸は、食品の味もそうですが、健康効果、医療効果、美容効果、カロリーセーブ効果など、いろいろな場面で活躍しています。アミノ酸が不足すると、成長障害などに影響を与えることもあります。

 

 

バランスのいい食事をしていればアミノ酸が不足することはあまりありませんが、アミノ酸豊富な食材は意識した方がいいのかもしれません。

 

 

ちなみに最近の研究で、高齢者ではロイシンというアミノ酸が不足しがちな可能性が指摘されているそうです。これも枝豆にしっかり含まれています。

 

 

アミノ酸は筋肉のタンパク質の構成要素でもあり、運動時には特に大切な成分です。エネルギー源にもなりますし、疲労回復にも効果的です。

 

 

また、肌や髪がしっとりする効果もあります。肌にはNMFという天然のうるおい成分が含まれているのですが、この成分の半分以上がアミノ酸とその仲間でできているのです。つまり肌の保湿にアミノ酸は大切な成分となっているのです。

 

 

普段何気なく食べている枝豆ですが、知らないうちに健康効果を発揮しているのです。