枝豆の栄養と健康効果

枝豆の基礎知識

 

 

「枝豆」と言えばその名称だけで非常にお馴染みの野菜ですが、「枝豆」という植物が存在している訳ではなく、枝豆は大豆であって、一般に言う大豆とは収穫時期が異なっているのです。従って植物としては同一です。

 

 

ただし、一般的に大豆として成熟させ収穫する品種と、枝豆として未成熟で収穫する品種は別個に存在しています。枝豆向きの品種をわざと成熟させてから収穫するということは、種子を得る場合以外では無いそうです。それでも、枝豆は日本、中国では大豆の食べ方としてかなり代表的な存在となっているのです。

 

 

枝豆は既に奈良、平安時代には現在のようにして食べられていたようです。その後、江戸時代には夏になれば路上で枝豆売りが出てきて、人気がありました。ただし、現在のようにさやを枝から外して売るのではなく、枝についたままで茹でたものが売られていたそうです。

 

 

この枝についた状態で食べ歩くので、いわば昔のファストフード的存在だったのでしょう。これを「枝付き豆」などと呼び、「枝豆」という名前の由来とされているわけです。

 

 

枝豆の食べ方は塩ゆでにするのが最も普通の調理法です。「枝豆」と言えばすぐにこの塩ゆでを想像する人も多いでしょう。枝豆の塩ゆでは、お酒、特にビールのつまみでは定番です。大豆に含まれる豊富に蛋白質などがアルコール分解を促進するので、理論的にも枝豆をつまみにするのは理屈にかなっているわけです。