枝豆の栄養と健康効果

枝豆の種類

 

 

前述の通り、枝豆は大豆の未熟豆を収穫したものです。普通の大豆の枝豆が多いのですが、黒豆の未熟豆のものも人気があります。何とニューヨークなどでも「EDAMAME」と呼ばれてヘルシー食として人気があるようです。

 

 

枝豆の種類ですが、普通の枝豆以外には、山形特産の「だだちゃ豆」、丹波地方特産黒豆品種の「丹波黒大豆枝豆」が有名どころでしょう。更に、「だだちゃ豆」には甘みが強い早生品種の「甘露」、主力品種の「白山」など種類があります。

 

 

「小糸在来」(商標登録)は千葉県君津市の小糸川流域で栽培されてきた晩成種で、栽培が難しく、一時は衰退していたのを、品質の高さにこだわり、ブランド化を進めて存続させています。枝豆は全国で栽培されていますが、主な産地としては千葉県野田市が有名です。

 

 

「だだちゃ豆」については山形県鶴岡市、新潟県黒崎町の特産となっています。黒豆枝豆はもちろん京都の丹波地方の特産です。「だだちゃ豆」は江戸時代に越後から持ち込まれた「茶豆」がベースで、これを選抜育成して現在の物になったようです。一般的な枝豆よりも香りが強くコクと甘みが濃厚なのが特徴です。

 

 

品種は「早生甘露」、「早生白山」、「甘露」、「白山だだちゃ」、「尾浦」など、いろいろあります。

 

 

「だだちゃ豆」にはシジミの数倍のオルニチンが含まれています。これはまさに特徴的な健康効果です。オルニチンは美肌や若返りに効果のある成長ホルモン分泌を促進し、更には疲労回復機能があるアミノ酸の一種です。シジミに多く含まれているのは有名ですが、枝豆にはそれ以上に含まれているのです。

 

 

「丹波黒豆枝豆」は、コクのある味わいが特徴です。食感も少し歯ごたえがあり、かなり人気の品種になっています。