栄養成分の概要
枝豆が非常に栄養価が高いことは間違いありませんが、大豆ですから、つまり豆と野菜の両方の栄養的な特徴を兼ね備えている点がすごいのです。
タンパク質、ビタミンB1、カリウム、食物繊維、鉄分などバランスよく豊富に含んでいます。ビタミンB1は、消化液の分泌を促進して糖質をエネルギーに変換するのを助けます。また、スタミナ不足解消にも効果があるとされています。
「メチオニン」は枝豆のタンパク質に存在しています。これはビタミンB1、ビタミンCと共にアルコール分解を促進し、肝機能の働きを補助する働きがあります。つまりお酒の飲み過ぎや二日酔い対策に効果があるわけで、お酒のおつまみにはまさに最適なのです。
枝豆でも特に「だだちゃ豆」にはシジミの数倍のオルニチンが含まれています。もちろん普通の枝豆にも豊富に含まれています。
カリウムもたくさん含んでいます。カリウムはナトリウム(塩分)を排泄する作用があり、高血圧抑制に効果があります。利尿作用もあり、体内の水分量を調節して、むくみ解消にも効果的です。
鉄分も豊富で、小松菜よりも多くの鉄分が含まれています。鉄分には悪性貧血予防の効果があり、特に妊娠期には不足気味になりやすいので、枝豆がお勧めです。
その他にもカロチンや食物繊維も豊富で、まさに健康効果のオンパレード状態となっているのです。そして、コレステロールは何とゼロなのです。